JavaScript 速習チュートリアル

JavaScript ビルトインオブジェクト

1. JavaScript オブジェクト

JavaScriptの変数は、プリミティブ(Primitive)型またはオブジェクト(Object)型のいずれかになります。
オブジェクト型は、多くの異なるオブジェクトの種類を保持することができます。

1.1 使用例

// オブジェクト (Object)
const person = {firstName: "太郎", lastName: "田中"};

// 配列オブジェクト (Array Object)
const cars = ["サアブ", "ボルボ", "BMW"];

// 日付オブジェクト (Date Object)
const date = new Date("2022-03-25");

JavaScriptのオブジェクトは、プリミティブ型(文字列、数値、論理値、null、undefined、シンボル、bigint)を超えた、複雑なデータ構造と機能を表現します。

  • JavaScriptのオブジェクトは、波括弧 { } で記述します。
  • オブジェクトには、様々なプロパティ(Properties)のコレクションが含まれます。
  • プロパティは 名前:値(name:value)のペアで記述され、カンマで区切られます。

1.2 オブジェクト作成の例

4つのプロパティ(firstName, lastName, age, eyeColor)を持つ person オブジェクトを作成します:

const person = {
  firstName: "太郎",
  lastName: "田中",
  age: 50,
  eyeColor: "青"
};

2. ビルトインオブジェクトの種類

JavaScriptのオブジェクトは、JavaScript標準のオブジェクト、またはユーザー定義のオブジェクトを表すことができます。
標準で用意されているビルトインオブジェクトには以下のものがあります:

オブジェクト説明
Array数値インデックスでアクセスする値の配列
Mapキーにあらゆるデータ型を使用できるキー・値ペアの配列
Set同じ値が一度しか出現しない値の集合体
WeakMap格納されたオブジェクトへの「弱い参照」を持つMap型
WeakSet格納されたオブジェクトへの「弱い参照」を持つSet型
MathPIなどの定数や、random()などの数学関数を提供するオブジェクト
Date日付と時刻を扱うためのオブジェクト
RegExp正規表現(Regular Expressions)を扱うためのオブジェクト
Errorプログラム実行中のエラー状態を表すオブジェクト
JSONJSONとオブジェクト間のパースを行うメソッドを持つオブジェクト
Promise非同期処理の完了または失敗を表すオブジェクト
Int8Array固定サイズ(8ビット)の整数値を格納する配列
Int16Array固定サイズ(16ビット)の整数値を格納する配列
Int32Array固定サイズ(32ビット)の整数値を格納する配列
Float16Array固定サイズ(16ビット)の浮動小数点数値を格納する配列
Float32Array固定サイズ(32ビット)の浮動小数点数値を格納する配列
Float64Array固定サイズ(64ビット)の浮動小数点数値を格納する配列
BigInt64Array固定サイズ(64ビット)の巨大整数を格納する配列

3. typeof 演算子

JavaScriptの typeof 演算子を使用すると、変数のデータ型を確認することができます。
この演算子は、変数または式の型を返します。

3.1 文字列の判定例

typeof ""           // "string" を返す
typeof "太郎"       // "string" を返す
typeof "田中 太郎"   // "string" を返す

3.2 数値の判定例

typeof 0            // "number" を返す
typeof 314          // "number" を返す
typeof 3.14         // "number" を返す
typeof (3)          // "number" を返す
typeof (3 + 4)      // "number" を返す

4. JavaScript 配列 (Arrays)

JavaScriptの配列は、オブジェクトの一種(特別なオブジェクト)です。

  • 配列は角括弧 [ ] で記述します。
  • 配列の各要素はカンマで区切ります。

以下のコードは、3つの要素(車の名前)を含む cars という名前の配列を宣言(作成)します:

4.1 配列作成の例

const cars = ["サアブ", "ボルボ", "BMW"];

配列のインデックス(Index)は0ベースです。つまり、最初の要素は [0]、2番目の要素は [1] というように数えます。