Python 速習チュートリアル

Python の配列 (Arrays)

1. 配列 (Arrays) とは

配列は、単一の変数内に複数の値を格納するために使用されます。

cars = ["Ford", "Volvo", "BMW"]

Python には配列をサポートする組み込み型はありませんが、代わりに Python のリスト (Lists) を配列として使用することができます。

       注: このページではリストを配列として扱う方法を紹介しますが、Python で本格的な配列計算(数学的処理など)を行うには、NumPy などのライブラリをインポートして利用するのが一般的です。

配列は、一度に複数の値を保持できる特別な変数です。多くのアイテム(例:車名のリスト)がある場合、それらを個別の変数に格納すると次のようになります。

car1 = "Ford"
car2 = "Volvo"
car3 = "BMW"

しかし、特定の車を探したい場合や、それらをループで回したい場合はどうすればよいでしょうか。配列(リスト)を使えば、一つの名前で複数の値を管理でき、インデックス番号を参照するだけで各値にアクセスできるようになります。

2. 配列要素へのアクセス

インデックス番号を参照することで、配列の要素にアクセスできます。

# 最初のアイテム(インデックス 0)の値を取得
x = cars[0]

2.1 値の書き換え

特定のインデックスの値を修正することも簡単です。

# 最初のアイテムの値を "Toyota" に変更
cars[0] = "Toyota"

3. 配列の長さ(要素数)の取得

len() メソッド(関数)を使用すると、配列の長さ(要素の数)を返します。

# 配列 "cars" 内の要素数を出力
x = len(cars)

       注: 配列の長さは、常に最後の要素のインデックスより 1 大きくなります。

4. 配列要素のループ処理

for in ループを使用することで、配列内のすべての要素を順番に処理できます。

# "cars" 配列の各要素を一つずつ出力
for x in cars:
  print(x)

5. 配列要素の追加

append() メソッドを使用して、配列の末尾に新しい要素を追加できます。

# "cars" 配列に "Honda" を追加
cars.append("Honda")

6. 配列要素の削除

配列から要素を削除するには、いくつかの方法があります。

6.1 pop() メソッド

pop() メソッドを使用して、指定した位置の要素を削除します。

# 配列の 2 番目の要素(インデックス 1)を削除
cars.pop(1)

6.2 remove() メソッド

remove() メソッドを使用して、指定した値を持つ要素を削除することも可能です。

# 配列から "Volvo" という値を持つ要素を削除
cars.remove("Volvo")

       注:remove() メソッドは、指定した値が配列内に複数存在する場合、最初に一致した要素のみを削除します。

7. 配列メソッド一覧

Python のリストには、配列操作を効率化するための組み込みメソッドが多数用意されています。

メソッド説明
append()配列の末尾に要素を追加します。
clear()配列からすべての要素を削除します。
copy()配列のコピーを返します。
count()指定した値を持つ要素の数を返します。
extend()配列の末尾に、別のイテラブル(リスト等)の要素を追加します。
index()指定した値を持つ最初の要素のインデックスを返します。
insert()指定した位置に要素を挿入します。
pop()指定した位置の要素を削除し、その値を返します。
remove()指定した値を持つ最初のアイテムを削除します。
reverse()配列の順序を反転させます。
sort()配列をソート(並べ替え)します。