Python 速習チュートリアル

Python 基本構文

1. Python のインデント(Indentation)

インデントとは、コードの行頭にある空白のことです。

他のプログラミング言語では、コードのインデントは可読性を高めるための推奨事項に過ぎないことが多いですが、Python においてインデントは非常に重要であり、コードブロック(Code Block)を定義するための構文上のルールとして機能します。

1.1 インデントの実装例

Python では、if 文などの制御構造の下に続く処理は、必ずインデントさせる必要があります。

if 5 > 2:
  print("5は2より大きいです!")

もしインデントを省略した場合、Python は Syntax Error(構文エラー) をスローします。

# エラーになる例
if 5 > 2:
print("5は2より大きいです!")

1.2 スペースの数に関するルール

インデントに使用するスペースの数に厳密な決まりはありませんが、少なくとも 1 つ以上のスペースが必要です。一般的には 4 つのスペース を使用するのが開発現場のデファクトスタンダードとなっています。

if 5 > 2:
 print("スペース1つの例")
if 5 > 2:
        print("スペース8つの例(非推奨ですが動作はします)")

ただし、同じコードブロック内では、同じ数のスペースを使用しなければなりません。 途中でスペースの数を変えるとエラーになります。

# エラーになる例
if 5 > 2:
  print("スペース2つ")
    print("スペース4つ(同じブロック内で数が違うためエラー)")

2. Python の変数(Variables)

Python において、変数は値が代入(アサイン)された瞬間に作成されます。

2.1 変数の宣言と代入

他の言語(Java や C++ など)とは異なり、Python には変数を宣言するための特別なコマンドはありません。

x = 5
y = "Hello, World!"

print(x)
print(y)

Python は動的型付け言語であるため、変数の型を明示的に指定する必要もありません。

3. コメント(Comments)

Python には、コード内に説明を記述したり、特定の処理を一時的に無効化したりするためのコメント機能があります。

コメントはハッシュ記号 # で始まり、その行の終わりまでが Python インタープリタによって無視されます。

3.1 コメントの記述例

# これはコメントです
print("Hello, World!")

また、コードの行末にコメントを配置することも可能です。

print("Hello, World!") # ここにコメントを書くこともできます

コメントは必ずしもテキストである必要はなく、コードをコメントアウト(無効化)して実行を阻止するためにも使われます。

# print("この行は実行されません")
print("応援ありがとうございます!")