Python 速習チュートリアル

Python キャスティング

1. 変数の型指定 (Specify a Variable Type)

変数(Variables)に対して特定のデータ型(Data Type)を指定したい場合があります。これはキャスティング(Casting)によって実現できます。

Pythonはオブジェクト指向(Object-oriented)言語であり、クラス(Classes)を使用して、プリミティブ型(Primitive Types)を含むデータ型を定義しています。

そのため、Pythonでのキャスティングは、以下のコンストラクタ関数を使用して行われます:

  • int(): 整数リテラル、浮動小数点リテラル(小数点以下を切り捨て)、または文字列リテラル(整数を表す文字列のみ)から整数を構築します。
  • float(): 整数リテラル、浮動小数点リテラル、または文字列リテラル(浮動小数点または整数を表す文字列)から浮動小数点数を構築します。
  • str(): 文字列、整数リテラル、浮動小数点リテラルを含む、幅広いデータ型から文字列を構築します。

2. 整数への変換: int()

int() 関数を使用すると、数値や適切な文字列を整数型に変換できます。浮動小数点数を変換する場合、小数点以下は一律で切り捨てられる点に注意してください。

x = int(1)   # xは1になります
y = int(2.8) # yは2になります
z = int("3") # zは3になります

3. 浮動小数点数への変換: float()

float() 関数を使用すると、整数や文字列から浮動小数点数を生成できます。

x = float(1)     # xは1.0になります
y = float(2.8)   # yは2.8になります
z = float("3")   # zは3.0になります
w = float("4.2") # wは4.2になります

4. 文字列への変換: str()

str() 関数は、数値をテキストデータとして扱いたい場合や、出力(Output)のために型を合わせる際に非常に便利です。

x = str("s1") # xは's1'になります
y = str(2)    # yは'2'になります
z = str(3.0)  # zは'3.0'になります

Web開発の実務では、ユーザーからの入力(常に文字列として受け取ることが多い)を数値計算に利用する際、これらのキャスティングが不可欠になります。データ型を正しく制御することで、予期せぬ実行時エラーを防ぐことが可能になります。