Python の数学 (Math)
1. 組み込みの数学関数
Python には、数値に対する数学的なタスクを実行するのに役立つ一連の組み込み関数が用意されています。
1.1 min() と max() 関数
min() および max() 関数を使用すると、イテラブル(反復可能オブジェクト)内の最小値または最大値を簡単に見つけることができます。
# 最小値と最大値の取得
x = min(5, 10, 25)
y = max(5, 10, 25)
print(x) # 5 を出力
print(y) # 25 を出力1.2 abs() 関数
abs() 関数は、指定された数値の絶対値(正の値)を返します。
# 絶対値の取得
x = abs(-7.25)
print(x) # 7.25 を出力1.3 pow(x, y) 関数
pow(x, y) 関数は、$x$ を $y$ 乗した値($x^y$)を返します。
# 4 の 3 乗 (4 * 4 * 4) を計算
x = pow(4, 3)
print(x) # 64 を出力2. math モジュール
Python には math という組み込みモジュールも用意されており、これを使用することで数学的な関数の範囲をさらに拡張することができます。
math モジュールのメソッドを使用するには、まずモジュールをインポート(import)する必要があります。
import math2.1 math.sqrt() メソッド
math.sqrt() メソッドは、数値の平方根(ルート)を返します。
import math
# 平方根の計算
x = math.sqrt(64)
print(x) # 8.0 を出力2.2 math.ceil() と math.floor() メソッド
math.ceil() メソッドは数値を切り上げて、最も近い整数を返します。math.floor() メソッドは数値を切り捨てて、最も近い整数を返します。
import math
# 切り上げ
x = math.ceil(1.4)
# 切り捨て
y = math.floor(1.4)
print(x) # 2 を出力
print(y) # 1 を出力2.3 math.pi 定数
math モジュールには、円周率($\pi$)などの数学定数も含まれています。
import math
# パイ(円周率)の値を取得
x = math.pi
print(x) # 3.141592653589793 を出力math モジュールには、三角関数(sin, cos, tan)や対数関数(log)など、他にも多くの強力なメソッドが含まれています。詳細は Python 公式の math モジュールリファレンスを参照してください。