Python 速習チュートリアル

Python のモジュール

1. モジュールとは何か?

モジュール(Module)とは、コードライブラリのようなものと考えることができます。それは、アプリケーションに含めたい一連の関数を含むファイルです。

2. モジュールの作成

モジュールを作成するには、必要なコードをファイル拡張子 .py で保存するだけです。

2.1 モジュールの作成例

以下のコードを mymodule.py という名前のファイルに保存します。

# mymodule.py という名前で保存
def greeting(name):
  print("こんにちは、" + name)

3. モジュールの使用

作成したモジュールを使用するには、import ステートメントを使用します。

3.1 モジュールのインポート例

先ほど作成した mymodule をインポートし、その中の greeting 関数を呼び出します。

import mymodule

# モジュール内の関数を呼び出す
mymodule.greeting("ジョナサン")

       注意: モジュール内の関数を使用する際は、常に モジュール名.関数名 という構文を使用してください。

4. モジュール内の変数

モジュールには、関数だけでなく、あらゆる種類の変数(リスト、辞書、オブジェクトなど)を含めることができます。

4.1 変数を含むモジュールの例

辞書を含むモジュールを mymodule.py に保存します。

# mymodule.py
person1 = {
  "name": "ジョン",
  "age": 36,
  "country": "ノルウェー"
}

4.2 モジュール内の変数へのアクセス

モジュールをインポートして、person1 辞書にアクセスします。

import mymodule

# 変数の値を取得
a = mymodule.person1["age"]
print(a)

5. モジュールの命名とリネーム

モジュールファイルには任意の名前を付けることができますが、ファイル拡張子は必ず .py にする必要があります。

5.1 モジュールのリネーム (エイリアス)

as キーワードを使用することで、モジュールをインポートする際に**エイリアス(別名)**を作成できます。

import mymodule as mx

# mx という名前で辞書にアクセス
a = mx.person1["age"]
print(a)

6. 組み込みモジュール (Built-in Modules)

Python には、いつでもインポートできる組み込みモジュールが多数用意されています。

6.1 組み込みモジュールの使用例

platform モジュールをインポートして使用する例です。

import platform

# 実行環境のオペレーティングシステム名を取得
x = platform.system()
print(x)

7. dir() 関数の活用

モジュール内のすべての関数名(または変数名)をリストアップするには、dir() 関数を使用します。

7.1 モジュール構造の調査

platform モジュールに属するすべての名前を確認します。

import platform

# モジュールの全プロパティとメソッドをリスト表示
x = dir(platform)
print(x)

       注意:dir() 関数は、自作モジュールを含むすべてのモジュールに使用できます。

8. モジュールから特定要素のみをインポート

from キーワードを使用すると、モジュールから特定の部分(関数や変数)のみをインポートできます。

8.1 特定の要素だけを取り出す例

mymodule から person1 辞書のみをインポートします。

# mymodule.py の内容
def greeting(name):
  print("Hello, " + name)

person1 = {
  "name": "ジョン",
  "age": 36,
  "country": "ノルウェー"
}
# インポート側
from mymodule import person1

# モジュール名を冠さずに直接アクセス
print(person1["age"])

       注意:from キーワードを使用してインポートした場合、要素を参照する際にモジュール名(例: mymodule.person1)を使用せず、直接名前(例: person1)で参照します。