Java 速習チュートリアル

Java 算術演算子

1. 算術演算子 (Arithmetic Operators)

算術演算子は、一般的な数学的演算を行うために使用されます。

演算子名前説明
+加算 (Addition)2つの値を足し合わせるx + y
-減算 (Subtraction)一方の値からもう一方の値を引くx - y
*乗算 (Multiplication)2つの値を掛け合わせるx * y
/除算 (Division)一方の値をもう一方の値で割るx / y
%剰余 (Modulus)割り算の余りを返すx % y
++インクリメント (Increment)変数の値を1増やす++x
--デクリメント (Decrement)変数の値を1減らす--x

2. 算術演算子の基本的なコード例

一つのプログラム内で複数の算術演算子を使用する例を見てみましょう。

int x = 10;
int y = 3;

System.out.println(x + y); // 13
System.out.println(x - y); // 7
System.out.println(x * y); // 30
System.out.println(x / y); // 3
System.out.println(x % y); // 1

int z = 5;
++z;
System.out.println(z); // 6

--z;
System.out.println(z); // 5

3. 整数除算に関する注意点

Javaにおいて2つの整数(int)同士で除算を行うと、結果も整数になります。例えば、10 / 3 の結果は 3 となります。小数点以下の結果が必要な場合は、double 型の値を使用して 10.0 / 3 のように記述してください。

3.1 整数除算と浮動小数点除算の比較

int a = 10;
int b = 3;
System.out.println(a / b);   // 整数除算。結果は 3

double c = 10.0d;
double d = 3.0d;
System.out.println(c / d);   // 小数点(浮動小数点)除算。結果は 3.333...

4. インクリメントとデクリメント

インクリメントとデクリメントは、プログラミングにおいて非常に頻繁に使用されます。特にカウンター、ループ処理、配列(これらについては後のチャプターで詳しく学びます)を扱う際に欠かせません。

++ オペレータは値を1増やし、-- オペレータは値を1減らします。

4.1 基本的な増減の例

int x = 5;
++x; // xを1増やす
System.out.println(x); // 6
int x = 5;
--x; // xを1減らす
System.out.println(x); // 4

同じ変数に対してインクリメントとデクリメントを両方行うこともあります。値を増やした後に減らすと、最終的な値は元の状態に戻ることを覚えておきましょう。

int x = 5;
++x; // xを1増やす(xは6になる)
--x; // xを1減らす(xは再び5になる)
System.out.println(x); // 5

5. 実践例:人数のカウント

部屋に出入りする人数をカウントするプログラムを想像してみましょう。誰かが入室したときには ++ を使ってカウンターを増やし、退室したときには -- を使って減らします。

5.1 カウンタープログラムのコード例

int peopleInRoom = 0;

// 3人が入室
peopleInRoom++;
peopleInRoom++;
peopleInRoom++;
System.out.println(peopleInRoom); // 3

// 1人が退室
peopleInRoom--;
System.out.println(peopleInRoom); // 2